世の中、当たり前ですが右利き中心の文化になっています。あんなものやこんなもの、ほとんどが右利きさんに都合の良いようにできています。左利きさんはちょっとイラッとしちゃうこともあるけど、右利きさんの世界でずって生きてきた左利きさんだからある程度は順応しています。けど、「これはほんとは左利きには辛いんだよー」ってのを紹介しますので、「へーそうなんだー」って思ってもらえたら嬉しいです。
①ホテルのバイキングとかにあるスープをすくうお玉「横口レードル」
左利きさんにとっては忌まわしき存在の第一位!(笑)
スープすくって、とんがった方から入れることは無理です、難しいです。かといって丸い方から入れるのも入れづらいです。左利きさんからは「なんでこんなデザインなんだ!」不満続出のバッドアイテム文句なしの第一位です。
ちなみに「両口レードル」ってのもあるんだから、ホテルの朝食バイキングはみんなこれにしてくださいよ。万事解決するのに。
②ハサミ
これも王道の道具です。左利き用のハサミってのも売って入るんですけど、小さい頃から普通の右利き用ハサミを使用してきた左利きさんたちです。それそれは器用に使いこなせるようになっているので、左利き用のハサミだと逆に力の入れ方がおかしくなって使いにくいわ!ってひともいるらしいです。
しかし、やわらかくて切りにくい素材(布やビニールなど)ではフニャってなったりグニャってなったり、(表現が難しいですが左利きさんならわかってくれるはず・・・)なかなか思うように着れないのも事実です。
また、切ってるときの目線の違いも使いにくい原因の一つです。
通常右利きの方はこのように切ろうとしている部分が見えています。
ところが左利きさんの場合は
切り口部分が刃に隠れて見えづらいのです。あまり意識していない人もいるようですが、実はこんなところにハサミの罠が仕掛けられていたのです。左利きに対する嫌がらせか!って思ってしまうくらいメンタルが病んでしまいます。
③定規
単純に線を引くだけの道具としてなら別段問題ないですが、長さを測るとき、測りながらその長さの線を引くとき、左利きさんは頭の中ですごく計算しています。
例えば7cmの直線を引きたいときに、15cmの定規を使う場合、右利きさんであれば「0から7までひく」でしょう。しかし左利きさんは違います。「15から7を引くと8だから、15から8までひく」という計算をしています。
線を引く時定規とペンはこうなるから。
おわかりいただけますでしょうか。
④電話機
最近は携帯電話を使用するのでめっきり電話機を使用することもなくなりましたが、これもなかなかの曲者です。
右利きさんは左手で受話器をとって、右手でプッシュします。
左利きさんは右手で受話器をとって、左手でプッシュします。
受話器のコードがクロスして絡まるんですよ!知ってましたか!?
まあ、そんな声を大にして言うことでもないですけど、ちょっとコードが鬱陶しいのです。
ちなみに昔のダイヤル式電話とかでも一緒です。受話器の左側からコードが出てるし、ダイヤルはむしろ左手では非常に回しにくいです。プッシュ式になってホント便利になりました。
今回は以上!引き続き「右利きさんに知ってほしい!左利きさんには使いにくいモノ特集」を連載してまいりますのでお楽しみに。