我が家は50%が左利き
私自身は左利き評論家を名乗っている以上もちろん左利きなのですが、私の妻も左利きです。別に左利きの女性を選んで結婚したわけではありませんが、左利き同士引き合うものがあったのかもしれません(まあそれは偶然だと思いますw)。
そして我が家には二人の子どもがいます。「左利きの夫婦から生まれた子どもなのだから左利きになる確率はたかいだろうなあ」と、少し楽しみにしていたのですが、予想・期待に反してふたりとも右利きでした。
左利きは遺伝?環境?どっち?
二人の子どもにおいて、右利きになるよう教育したことは一度もありません。むしろ左利きになってほしかったくらいです。
先にも書きましたが、父親も母親も左利きです。遺伝と考えるならば我が家からも左利きが産まれて当然と思われますが実際はそうではありませんでした。(サンプル数が「1」なので世界中を調査すれば結果は違うかもしれませんが)
遺伝と言うならば私の両親はどうかというと、ふたりとも右利きです。妻の両親も右利きです。私の兄も右利きで、妻の姉も右利きです。更にさかのぼり祖父母も右利き、血縁の親戚も右利きがほとんどです(一人だけ従兄弟に左利きがいます)。このサイトを御覧頂いている左利きの方もどうでしょうか?ご家族や親戚に左利きはどれくらいいるでしょうか?
世界の人口の約10%が左利きと言われています。私の血縁の家族・親戚での左利きの確率もおよそこれくらいなのではないでしょうか。(これもサンプル数が少ないので統計学的に無意味と言われればそうなんですが)
実際に世界の10%、日本においては約11%が左利きと言う事実から、「種」としての人間には10人に一人の確率で発生する突然変異のようなものかもしれません。
最新の研究では、英オックスフォード大学の研究チームが、人の左右を決定する遺伝子を発見したそうです。この人の左右を決定する遺伝子が人の利き手へも影響していると考えられるという話です。
後天的な左利きの存在
それとは別に、後天的に左利きになった人を数人知っています。右手を怪我してしまいギプスで固定などして使えない期間に左手を使うようになり左利きになった人や、「左利きかっこいい」という理由で左利きの練習をしてマスターした人など様々です。
つまり、本人の意志で左利き(結果的に両利き)になることは可能ということは証明されています。逆に昭和生まれの左利きの人などは小学校で右利きに矯正されてしまった人もいるのではないでしょうか。後天的に右利きになることも昔は当然のようにあったため、「お箸は左利き、字は右利き」という人も少なくないと思います。
まとめ
左利きが生まれる理由ははっきりしていませんが、遺伝で左利きになる可能性は低いが、環境によって左利きになるものでもないとも言えます。
人の左右を決定する遺伝子を発見され、この遺伝子が人の利き手へも影響している可能性。
また、あとから訓練して左利きになることも可能。
左利きに憧れる人がいましたら、一生懸命練習すれば左利きになれますよ!頑張ってください!